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ブロぐるめ!の特集/連載 : ホテルに行こう!

2010年07月21日

星のや京都 (後篇) 週刊ホテルレストラン編集局長 久保亮吾

客室3.jpg

さて、前篇がホテルへの「アプローチ」について書いたので、
後半はその反対について書こうと思う。つまり去り際の話である。

しかし、この場合、「アプローチ」の反意語として適切な言葉は
なんだろうか?
後篇になってみて、そこにつまずいた。

「leave」
だろうか、
「depart」
だろうか・・・。

つたないボキャブラリーの中をしばし回遊してみて、
なんとなく僕の頭の中でしっくりきたのは
「リリース」
という言葉。

釣り用語でキャッチ&リリースという言葉があるが、
ホテルを主語にした場合、お客様を捕まえ、放し、また捕まえる
ということだろうと思う。
なにが言いたいかというと、
捕まえ方も大事だし、放し方も大事だということ。



それはそうと、せっかく「ブロぐるめ!」との
コラボブログなのだから、食事のことについて書いておかねばなるまい。

敷地に入ると、いくつかの建物が点在する星のや京都であるが、
チェックインカウンターも備えたライブラリー近くの二階建ての
建物の中にダイニングがあり、夕食はここで。

星のやダイニングでは食事デクリネゾンスタイルでいただく。
星のやの広報のSさんいわく、
「デクリネゾンとは、多彩な調理法や他の食材との斬新な組み合わせ
により、素材の個性を存分に引き出し、本当の美味しさを楽しむ
新しい食のスタイルです」
とのこと。

また、提携レストランもさすがのラインナップで
「京都吉兆」
「いく田」
「老香港酒家京都」
などを紹介していただける。

さて、話は「リリース」に戻る。

リリース前に大切なのは、朝食だ。
朝食のクオリティは、これすなわちホテルの格に直結するかもしれない。

前日、チェックインした際に
広報のSさんに「洋食と和食が選べますが、ぜひ和食を!」と
勧められ、和食を選択した。

で、翌朝、お部屋にセットされたのがこちら。
IMG_6236.jpg

静かな朝の中で、ぐつぐつと野菜たっぷりの湯どうふが。
旬の京野菜や嵯峨野の名店「森嘉」の豆腐を、旨みのあるお出汁が
たっぷりと張られた鍋にさっとくぐらせていただく。
豆腐がのどを通ると、
「ほおー」
っと、深い息をついてしまう。
まっこと上質な朝である。

ぜひ、ゆっくりと朝食をとり、豊かな朝を過ごしていただきたい。
と、えらそうに書きながら、僕自身は次のアポがあったために
早々に退散。
不調法で申し訳ない・・・。

チェックアウト時にフロントの方がこんなものをくれた。
なんと、これに領収書を包んでくれるのだ。
ホテルのロゴが入った封筒に入れてくれることはよくあるが、
これは実に粋。
001.jpg
領収書入れを「捨てたくない」と思ったは初めてである。

この
「捨てたくない」
が、前述の“リリース”において、とても大事な感情だと思う。
物でも思い出でも、そのホテルに滞在して、
「捨てたくない」
と思ったものが何か1つでもあれば、お客様は、
「またあのホテルへ行きたい」
と、再度、ホテルへのアプローチを歩んでくれるのだから。

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posted by HOTERES at 21:17| ホテル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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